深夜バラエティ番組でまさかのアクセスアップ講座

11月3日、23時15分から放送された「お試しかっ!」を観て、これってアクセスアップ術じゃん!!とワクワクしてしまったのは、私だけでしょうかね…。

番組の企画内容

『もしも芸能界のブログ王にならないといけなくなったら?』という実験テーマで、タカアンドトシのタカさんが同じ吉本興業の人気No.1芸人ブログ「品川ブログ」の上を行きブログ王になろう!という企画。測定方法は、よしもとファンダンゴが運営するブログサービス「ラフブロ」内にあるアクセスランキングで行う。1ヶ月間、アクセスランキングを上げる為だけに試行錯誤してランクアップを図る。

アクセスアップのシュミレーション

タカさんは、ブログ王と言われる芸能人に、どうしたらアクセスアップになるかをリサーチします。

  • 単なる報告はダメ

→読者を意識したコンテンツ内容にすることでしょう。読んでもらうだけではなく、リアクションの起こしやすい内容はユニークユーザーが再来訪するキッカケになります。

  • 1日2〜3回は更新するべし。

→ブログは一番最近の記事から表示されていきます。アクセスする度に新しい記事があるという状態が続けば、読者は自ずと「習慣」となります。

  • 写真を載せるべし。

→ユーザーはタレントの私生活や出演時以外のことが気になります。ユーザーが欲しい情報を適度に与えることで満足度もアップします。

  • 自分の写真ばかりを載せるのは逆効果

→いくらそのタレントが好きでも同じ部屋で同じポーズの写真ばかりでは飽きてしまいます。記事の内容と関連性を持たせたバラエティに富んだ写真がユーザーを魅了します。

  • 共演者のブログで宣伝してもらう

→共演者と撮った写真をブログに載せてもらい、自分のブログにも写真があると記載してもらいます。新しいユーザーの確保です。

  • 共演者の写真も載せる

→共演者のファンがアクセスした時に、共演者との写真を載せることで満足度がアップします。

  • 細かく改行して一行を短くする

→これはユーザビリティの向上ですね。読みやすさということもありますが、モバイルユーザーからのアクセスを考えた配慮だと思います。

タカさんの施策

タカアンドトシ タカのブログを見れば分かると思いますが、上記のアドバイスを忠実に守っています(笑)文章は短く、写真を多くして更新も頻繁に行っています。番組内でも共演者とガンガン写真を撮ってブログにアップしていました。

ランキング結果

終結果はナント2位!残念ながら品川ブログまで届かず・・・。品川ブログ強し!!ってかスゴイ・・・。
すごくリアリティがあって面白いのはブログ内で「『お試しかっ!』の企画です」とは一言も語っていないこと。現に11月4日のYahoo!検索急上昇ワードランキングで2位を獲得してました。(ここでも2位・・・)


しかしまぁ、テレビの力は絶大ですな・・・。トホホ。

アクセスアップに必要なこと

ユーザーの気持ちになって考えること。これに限ります。自分自身を商売道具にしているタレントさんにとって、ファンを大事にする気持ちが「こうしたほうが喜ぶかな?」というサービス精神となり、コンテンツを充実させ、アクセスアップに繋がっているのだと思います。コンテンツの面白さがあるからこそメディア(テレビなど)で話題になっても、その時だけではなく、ずっとアクセス数がアップし続けるのだと思います。



企業のWEBサイトでも同じことではないでしょうか?

日本人が世界に誇る「おもてなしの心」をWEBサイトにも!!

SEM/SEOに必要な「P・R・C・O・C・A」PR効果(ぴーあーるこーか)

マーケティングでよく使われる4P「商品(Product)・価格(Price)・流通(Place)・広告(Promotion)」の要領で、検索エンジンにヒットさせる上での手順をアルファベットで表してみました。細かい業務手順ではなく、考え方のほうですね。

Project 企画

  • 着地点を決定する

SEM/SEOにお金をかける前に、何を目標とするのか考えましょう。サイトへ訪れたユーザーの最終着地点(Conversion)はどこに据えますか?流入数UP、売上UP、登録数UP、イメージUP、なにかひとつは必ず決めて下さい。決して「○○と検索してYahoo!で1位」とか考えないようにしましょう。せっかくの予算をドブに捨てることになりかねません。

  • コンテンツ起案

着地点が決まったらサイト内でユーザーをどのように誘導するかを決めましょう。これを決めることによって、着地点もより明確になります。

Research 調査

  • 競合他社調査

あなたのサイトはこの世にひとつしかありませんが、類似した商品や情報を載せているサイトは五万とあります。その中で勝ち抜くためにどうすればよいかを考えましょう。意識しているライバル他社を最低3社は挙げてみて下さい。そして他社のサイトがどんなキーワードで上位に来ているのか、リスティング広告で買っているキーワードなども関連ワードを検索して調べてみましょう。

  • キーワード調査

競合他社と自社サイトをみたときに、自ずとメインキーワードが出てくるはずです。それはビッグキーワードと呼ばれる難易度も落札価格も高いものでしょう。関連性のあるキーワードも含め、検索回数(インプレッション数)を調べてみましょう。検索回数の目安としてはGoogleが提供している「キーワードツール」を参考にするといいと思います。

Choice 選択

キーワードの選定方法を、馬券の買い方に例えてみました。

ビッグキーワードのみ狙って結果を出すこと。インプレッション数も多いので、上位表示されれば流入数の大幅UPが見込めます。しかし、クリック単価もSEO外注費も、ものすごく高い金額になる可能性があります。

  • ビッグキーワード流し

ビッグキーワードと複合キーワード(地域名や関連キーワード)を絡めて幅広く施策します。キーワードひとつひとつを見ればクリック単価やSEO外注費は抑えられますが、欲張ると結構な金額になります。またSEO業者によっては1サイトで施策できるキーワード数に限りがあります。

  • 関連キーワード枠連

ビッグキーワードと関連性の高いキーワードを出来る限り広範囲で抽出します。インプレッション数もキーワードの難易度も低いので予算も抑えられ、色々なワードからの流入が狙えます。SEOよりはPPC寄りかもしれません。巷ではロングテールなんて言われているキーワード抽出方法です。金額は抑えられるかもしれませんが、管理・運用が大変です。

  • 専門業者の選択

検索エンジン関連に詳しい専門業者に一元管理をしてもらうのがよいでしょう。SEM/SEO両方で連携を取ってくれて、ある程度コンサルタント力がある方がオススメです。「スパムしてません!絶対上位表示します!」はNGワードです。

Optimization 最適化

リスティング広告でいうところのLPO(ランディングページ最適化)、SEOでは内部施策とか言います。ようするに広告として適しているページなのか、検索結果に上位表示してユーザーが利用するのかを判断するために検索エンジンが定めた基準をクリアさせる為の施策です。実はLPOも内部施策も注目すべきところは類似しています。詳しくは「Yahoo!検索インフォセンター」や「Google ウェブマスター/サイト所有者 ヘルプ」をご覧下さい。

  • コンテンツ最適化

キーワードを選定したらコンテンツ内容の修正や追加などユーザビリティを重視したコンテンツ作りをしていきましょう。「企画」で考えたユーザーを誘導するためのコンテンツの実装もここで行います。また、ユーザーにとって利用価値のあるサイトとなれば、自然リンクも発生しますので、検索エンジンからの評価も上がります。

サイトを修正するついでに、アクセス解析を導入しましょう。Google Analyticsぐらいは無料ですので、入れておくと便利です。

Check 照合

  • SEM/SEOの運用を業者に任せているからと言って、まったくノータッチでは話になりません。せめてキーワードごとに検索順位は追っていきましょう。同時にリスティング広告で購入しているキーワードがきちんと表示されているかも確認しましょう。日別順位推移レポートを業者が出している場合は有料でも出してもらいましょう。データは命です。

Analyze 分析

どのキーワードの流入数が多く、コンバージョンに結びついたかを分析します。リスティングの運用レポートとSEOの順位推移レポートのデータを参照しながら、効率のよいカタチで流入できているかを見極めて下さい。また直帰率に着目してユーザーの動線も追っていきましょう。ユーザーが離脱している原因は何なのか洗い出して下さい。


この次はまたPに戻ります。
一気にやろうとせず、結果がデータとして残るまでじっと我慢するのもひとつです。
そして何か変更を加えた時にはきちんと変更前後のデータを蓄積し、何が良くて何が悪かったのかを把握することが大切です。

以上が、検索エンジンプロモーションに必要な「P・R・C・O・C・A」PR効果(ぴーあーるこーか)です。
覚えやすいでしょ。

Yahoo!検索 Index Update(2008.10.15)

恒例のインデックス更新が10月15日にYahoo!検索スタッフブログにて発表されました。

ブログのスタートがインデックス更新のお知らせとはキリがよいです(笑)
ここ最近は35日前後で更新されていますね。
今回もそうでした。

更新頻度をまとめます。


キリがよいので・・・。
特定キーワードでの検索キャプチャをいくつかとりました。

次回更新時と比べてみようと思っております。

検索エンジン向上委員会へようこそ!

はじめまして。

SEOアドバイザーをやってますSEOIncです。
某大手SEO会社で施策しておりまして、
今はSEOアドバイザーとして、某企業で働いております。

検索エンジンが今日のように使い易くなってきた理由には、
サイト運営者やSEO業者が施策するSEO対策が大きく関わっています。


SEO業者が次から次へと新しい施策を試し、
検索エンジンアルゴリズムを変更する。

そうやって切磋琢磨してきました。

SEOに関わる人間として、
いたちごっこで精神的にツライ。

そんな風に思いがちですが、そんなこともなく、
セオリーから外れなければ、難しくもないんです。


ここでは、検索エンジンを向上させているのはわたしたちなんだぞ!と言わんばかりにSEOについて、
またPPCなどについても語っていけたらと思います。

SEO業者におりましたので、「順位を上げること」ばかりを考えてきましたが、
それを目標にしているクライアントはまだまだいる。

流入数が上がればいいのか、
コンバージョンをどこに据えるのかでサイト運営はガラリと変わるのに、
それに気づいていないクライアントは多いのです。

何をしたいのかを明確に。
どう育てたいのかを明確に。

検索エンジンブラックボックスなので、感覚値も含まれると思いますが、
お役に立てられる情報を配信していきたいと思います。

よろしくお願いします。

hanasakigani.jp 「被リンク数一括チェックツール」

SEOSEMサービスを行うディーボが提供するhanasakigani.jp「被リンク数一括チェックツール」に、新しく表示項目が追加されました。

[プレスリリース引用]
SEO及びSEMサービス提供を行っている株式会社ディーボ(札幌市、代表取締役社長:藤沢 竜志、以下:ディーボ)は、SEO被リンク状況が確認できる無料SEOツール「hanasakigani.jp」に、被リンクに含まれるドメインの数を表示する機能を追加し、公開しました。


私もかなりの頻度で利用させて頂いております。

具体的な変更点は?

キーワードを入れてクリックするだけでYahoo!での検索結果と同じ順位で「タイトル」「URL」はもちろん、
「被リンク数」「pagerank」「Yahooディレクトリ登録の有無」「ドメイン年齢」が1位〜10位まで一度に表示されます。
もちろん、10位以降も閲覧可能です。
それも、各項目ごとに降順昇順にソートがかけられるのもウレシイ。
そんなかゆいところに手が届く便利ツールに、「最大ドメイン数」という項目が新しく追加されました。

キーワードを決めたらとりあえず見てみよう!!

被リンクは、違うドメインからもらった方が効果があると言われています。
Googleに関しては全くそのとおりで、同一サイトから複数の被リンクはそこまで意味がない。
Yahoo!は・・・まだまだ同一サイトからの複数被リンクが効いている気がしますね。

このツールは競合サイトを知る上で、とっても便利です。
被リンク対策にどれくらい重きを置くのか、ディレクトリ登録は推奨か必須か。
色々なことが見えてきます。

研究材料にもなります

注目しているキーワードを追いかけるとき、なかなか全てのデータを集めるのには時間がかかりますので、
Yahoo!インデックス更新後、順位が落ち着いた時にキャプチャでも撮って次の更新後に見比べてみたらいいと思います。
順位変動にどんな変化があるのかが一目瞭然です。


お世話になってます!